はじめに

Navisworksで3Dモデルを確認したい場合、オブジェクトが画面上に表示されなかったり、見つからなかったりすることはありませんか?

ズームをしていってもモデルが見つからないという問題を解消するために、表示やビューの保存に関する3つのポイントを押さえておきましょう。

1.オブジェクトを位置を確認する時のポイント

移動のギズモを表示して場所を確認

ギズモの位置を目安にしてオブジェクトをズームしていく方法です。

オブジェクトを選択して「項目ツール」の「変換」の「移動」をクリックすると、移動ギズモが現れます。

下図のようにギズモが表示されるのでズームしていきましょう。

ズームをしていくことで、オブジェクトが見つかりました。

ビューキューブをクリック

ビューキューブをクリックすることでオブジェクトをズームする方法です。

選択ツリーからオブジェクトを選び、画面右上にあるビューキューブの上・下・左・右などの面をクリックします。

試しにビューキューブの「右」をクリックすると下図のようになります。

選択したオブジェクトが画面の中心に来るため、手動でズームをしていくよりも早く見つけることができます。

[HOME]ボタンを使う

[HOME]ボタンを使うことで、オブジェクトをズームする方法です。

選択ツリーからオブジェクトを選び、キーボードの[HOME]ボタンを押します。

すると、オブジェクトが画面の中心にズームされます。

ビューキューブをクリックする時と異なり、見ている角度がそのままなのが特徴です。

 

2.オブジェクトが見えるようになっているか確認する

オブジェクトにズームしても何もない場合は以下の3点を確認しましょう。

「非表示をすべて解除」を確認する

「ホーム」の「可視性」から「非表示をすべて解除」をクリックをすることで、非表示になっているオブジェクトがすべて表示されます。

透明度が「100」になっていないかを確認する

オブジェクトを選択した状態で「項目ツール」の「外観」から「透明度」を確認します。

100%になっていると、オブジェクトが透明化されていて見えない状態なので、0%にしましょう。

または、「外観をリセット」をクリックすることで、透明度や色を元に戻すことができます。

「断面化を有効」を確認する

オブジェクトをクリックした状態でタブに「断面化ツール」がある場合は、「断面化を有効」の状態を確認しましょう。

オンになっていると、オブジェクトが見えなくなっている場合があります。

3.ビューポイントを保存しておく

オブジェクトをズームした画面、表示・非表示の状態を保存しておくことで、確認がしやすくなります。

オブジェクト画面の中心にある状態で、「ビューポイント」タブの「ビューポイントを保存」をクリックします。

「保存されたビューポイント」に「ビュー」が保存されるため、クリックをするといつでもオブジェクトを確認することができます。

「ビュー」を右クリックし、「編集」をクリックすると「ビューポイントを編集」のウインドウが開きます。

「保存属性」の「非表示/必要」にチェックが入っていると、表示・非表示の状態が保存されます。
「外観をオーバーライド」にチェックを入れておくと、透明度・色の状態が保存されます。

「保存属性」の2つにチェックを入れると、表示・非表示と透明度・色の状態をビューに保存できると覚えておくと良いでしょう。

 

※オプションの「インターフェース」の「ビューポイントの規定値」で、デフォルトを変更できます。

ビューの保存時に常に「保存属性」の設定をオンにしておきたい場合は、チェックをしておくのがおすすめです。

まとめ

Navisworks®のオブジェクトを表示する時の3つのポイントをご紹介しました。オブジェクトをズームする際のコツ、非表示の設定について知っておくことで業務の効率化につながります。

こうした便利機能やノウハウは他にも多くありますので随時ご紹介して参ります。

次回の更新もお楽しみ下さい。